5th OAC学生広告クリエイティブアワード2016 受賞作品発表

表彰式のようす

応募総数164作品、たくさんのご応募ありがとうございました。
厳選なる審査の結果、以下の作品が見事受賞いたしました。

課題

株式会社パイロットコーポレーション

“疲れにくい”を特長とする「ドクターグリップ」がシャープペンシル市場で競争に勝ち抜けるようなトガった商品広告

  • グラフィック部門
  • 映像部門

明星食品株式会社

“マヨビーム” “ソースねり込み麺”が特長の「一平ちゃん夜店の焼そば」ブランドを自由な発想で表現する商品広告

  • グラフィック部門
  • 映像部門
賞

 OACアワード

吉田隆大 多摩美術大学2年

疲れにくいということは、長時間書くことができるということ。
それならあの娘に書く手紙だって、納得がいくまで書くことができます。

審査員長コメント

商品特徴の「疲れない」に最もシンプルに応えていた。紙くずだけのビジュアルも検討したのか、そうした点では、まだ少しバランスが良すぎる=引き算の余地を感じさせるところはあった。しかし、課題の理解力・表現力で最上位であったことは間違いない。(OAC教育支援部会部会長 黒須治)

審査員コメント

商品特性をストレートに訴求した広告が多くあった中で、情感のあるこの作品に票が集まりました。想いを巡らせ何度も書き直したのであろう紙屑の山。「返事がもらえるかわからないけれど、」で終わる手紙。書くことへのためらいは、レスポンスの早い現代、ある意味疲れる時間なのかもしれません。それでも、美しく計算された一枚の情景描写に心が動き、改めてグラフィック広告の魅力を感じることができました。(電通テッククリエーティブプランニングセンター次長 小山一博)

何を書くか。誰に向かって描くか。何のために。筆記具と紙は、いつも私たちに本質的な問い掛けをしてきます。受賞作は定番的ともいえるイメージ、ストーリー、ビジュアル要素で構成されていて、これを退屈という人がいるかもしれない。でも、共感が再生産され続けることは悪いことではないです。それはどんなにビットな世の中になっても筆記具が生き延びていく理由なのだと思います。時代に左右されない。それも広告表現ですよね。(ADKアーツコミュニケーションデザイン本部 玉置研一)

誰にもある想いで共感させて商品の特徴を上手に伝えています。コピーとデザインがうまく調和して広告賞グランプリに相応しい作品と思いました。(セットクリエイト代表取締役 宇垣恵一)

パイロットアワード

PILOT

曽貴詮(ソウキセン) 日本デザイナー学院2年

ターゲットは高校生と大学生ですので、ユーモア的な誇張する方法と、太い線でペンと夢の関連性を直接的に表現しました。夢の原点というのは、入学願書や履歴書にペンで夢を書いたその瞬間です。夢を追う道を、ずっと支えているペンです。

企業コメント(株式会社パイロットコーポレーション)

「あなたの夢と繋がっているペン」というコピーと、商品のフォルムをかたどった長い腕のビジュアルがマッチしていて、印象が強く残りました。メインユーザーである学生に向けた応援メッセージであることも良かったです。ボディコピーも夢のあるもので、このように一本の筆記具が将来につながってくれるなら・・・これに勝る喜びはありません。

明星アワード

明星

竹内さつき 愛知県立芸術大学2年

テーマは「青春一杯!」食べ盛りの学生が「一平ちゃん夜店の焼きそば」を食べ一息し、恋愛、勉強、部活、それぞれの青春の1ページで奮闘する場面をイメージして制作しました。

企業コメント(明星食品株式会社)

この度は、協賛企業賞の受賞おめでとうございます。当社の課題にご応募頂きました皆様には、心より御礼申し上げます。 ご応募頂いた作品の多くが、アクティブや元気さを表現され、改めてブランドイメージを確かめさせて頂きました。 協賛企業賞は広告的な価値もある作品を選定させて頂きました。

佳作

株式会社パイロットコーポレーション

嶋田蒼 日本デザイナー学院
中島智巳 祟城大学
藤田洸介 早稲田大学

明星食品株式会社

塩谷知佳 広告デザイン専門学校
宋念祖 東京コミュニケーション
アート専門学校
小林葉月 大阪コミニュケーション
アート専門学校
北澤勇一 長野技術専門学校
応募総数の内訳はこちら

総評

審査員長コメント

ある審査員から、最近の学生はグラフィックを見ているのか、という指摘があった。全く同感である。デザイン以前の、考える力や言語能力といった、本当に基本的な力の不足も昨今の教室では指摘されている。作品を募る、褒める以前に、OACとして取り組むべきことが何かあるようにも感じられた。今後の課題としていきたい。(OAC教育支援部会部会長 黒須治)

審査員コメント

受賞した3作品は完成度の高い秀作が揃いましたが、全体としてはサプライズが少なかったように思います。時代を映したテーマや、新しい潮流、次世代への可能性を感じる表現が足りないような。これは今後の課題です。課題をくださった企業の担当の方々つまり「クライアントの視点」と「制作会社の視点」での審査。このような実践的なアワードの先に、次の時代をあらわす広告表現の底上げがあると期待しています。(電通テッククリエーティブプランニングセンター次長 小山一博)

「広告は見られていないな」という印象を強くもった審査でした。それからアイデアやイメージが発芽する土壌が痩せているなとも。デザインを志す皆さんは広告表現に携わる者の鏡でもあります。気づかせてくれた作品たちに感謝です。敢えて苦言をひとつ。世の中の大半は自分に関係のないことだけれど、それをもっと勉強して、課題の商品が立っているリアルと交信する感受性と好奇心を伸ばしてください。来年お会いしましょう。多謝!(ADKアーツコミュニケーションデザイン本部 玉置研一)

今回は協賛企業様の課題がありましたので非常に明確なアワードになりました。全体の印象として広告らしい作品が少なかったように感じます。「伝える力」のさらなる研鑽に期待します。(セットクリエイト代表取締役 宇垣恵一)

今年度の映像部門は、受賞に該当する作品はありませんでした。

審査員

審査員長:黒須治(OAC教育支援部会部会長)
審査員 :パイロットコーポレーション
     明星食品
     宇垣恵一(セットクリエイト代表取締役)

     鍬形治 (博報堂プロダクツ制作本部長)
     小山一博(電通テッククリエーティブプランニングセンター次長)
     玉置研一(ADKアーツコミュニケーションデザイン本部)
     ※50音順

お問い合わせ先

公益社団法人 日本広告制作協会
TEL / 03-3561-1220 FAX / 03-3561-1221
MAIL / mikami@oac.or.jp 担当 三上まで

OACアワード

吉田隆太
多摩美術大学2年

パイロットアワード

曽貴詮(ソウキセン)
日本デザイナー学院2年

明星アワード

竹内さつき
愛知県立芸術大学2年

明星アワード

竹内さつき
愛知県立芸術大学2年

明星アワード

竹内さつき
愛知県立芸術大学2年

佳作

嶋田蒼
日本デザイナー学院

佳作

中島智巳
祟城大学

佳作

藤田洸介
早稲田大学

佳作

塩谷知佳
広告デザイン専門学校

佳作

宋念祖
東京コミュニケーションアート専門学校

佳作

小林葉月
大阪コミニュケーションアート専門学校

佳作

北澤勇一
長野技術専門学校