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OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■OAC PPP委員会主催「デザインのための印刷・紙・加工の講座」

2010年度第6回開催記録 「色」デジタル時代のカラー環境
日 時 2010年11月19日(金)
会 場 エプソン販売株式会社
    新宿区西新宿 西新宿三井ビル24F
参加者 11名


東洋インキ製造株式会社 岩淵 敏文氏
11月19日(金)、OAC賛助会員社であるエプソン販売株式会社会議室にて、第6回「色」デジタル時代のカラー環境を開催しました。

デザインワークのかなりの部分をデジタル処理が占めている昨今。そのなかで「色」はどの様に形成され、どの様に処理されているのか、とかくモニターやプリンター任せになっていることも多い「色環境」を改めて見直そうという企画で、東洋インキ/エックスライト/ナナオ/エプソン/ソフトウエアToo各社の協力をいただいて実施しました。

最初に、インキの講座でもお世話になっている東洋インキ製造株式会社の岩淵敏文氏より、印刷を目的とした制作行程での色の管理についてレクチャーをいただき、その後、色の原理や光源による色の見え方の違いと、現物の色をデジタル化する方法などを測色機メーカーのエックスライト株式会社より。人間が見る=知覚することが出来る色の範囲と、印刷やモニターで再現できる範囲を示す時に用いられる「色度図」についての説明及びキャリブレーションモニターの解説を株式会社ナナオより。デザインサイドで校正を行う時のプリンターについてと、その際に重要な役割を果たす「プロファイル」の運用方法について、エプソン販売株式会社とソフトウエアTooから解説いただきました。

最後に、協力各社に用意していただいた「測色機」「キャリブレーションモニター」「インクジェットプリンター」などを使って、色のコントロールや調整を実際に体験していただきました。

デザインの重要なファクターである「色」、それを再現する「技術」と「限界」。そして、それらをうまくコントロールし運用する「知識」。本講座で改めて見直していただく良い機会になったのではないでしょうか。

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