■OACインターネット委員会主催「Web ビズ研」開催報告
第一回「クライアント企業のWEB 戦略を聞く」
日 時
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2011年7月28日（木）
会 場
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株式会社モリサワ 9F ホール
協力
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JAA Web 広告研究会、株式会社モリサワ
株式会社デジタルスケープ、株式会社Too
参加者
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49名 (受講者37名、講師2名、スタッフ10名)
2011年度Web研は、「クライアント企業のWEB 戦略を聞く」というテーマでセミナーを展開。その第一回目が７月28日、株式会社モリサワの東京本社ホールをお借りして開催されました。
今回もJAA Web広告研究会のご協力をいただき、クライアント企業2社より講演をしていただきました。いずれも今話題のスマートフォンへの対応がポイントとなっており、今後の企業広告を考える上で重要なヒントとなりました。
セッション１ 「大和ハウス工業におけるサイト構築手法とスマートフォン戦略」
講師：大島 茂氏 大和ハウス工業（株）総合宣伝部 デジタルメディア室 室長
＜要旨＞
大和ハウスでは2009年度から、Webによる資料請求や展示場への来場者誘致を増やすため携帯やスマートフォン向けサイトの強化を行っている。小さな画面でも見やすい様にコンテンツのカテゴリ毎にトップページを設けたり、モバイル特有の機能を活かしクリックコール等を取り入れてきた。現在のユーザーでは、PCよりモバイルの比率が高くなっており、その特性を十二分に活かすことが課題となっている。その対応の一つとしてスマホアプリ「デスクトップジーヴォ」を開発／配布を行っている。これは、デスクトップガジェットの企画を発展させたtwitterアプリで、ANAやサンリオとの企業コラボも行っている。
サイトのアクセス分析から、スマホのアクセスは右肩上がりで増えており、スマホユーザーの特性や、スマホならではの課題も生まれてきている。今後は、商品サイト全般のスマホ対応や、GPS機能を活用してユーザーへのエリアリコメンドが出来るようにして行きたい。制作会社の皆様からも、メディアの特性/技術を活かしたサイトやアプリのご提案をいただきたいと思います。
セッション２ 「ANA の最新デバイス戦略とその構築手法」
講師：高柳 直明氏 全日本空輸（株）営業推進本部WEB 販売部リーダー
＜要旨＞
ANA Sky Web （年商4,000 億円）にアクセスされているスマートフォンは、現状モバイルからのアクセスの20％強で、さらに伸びている。モバイル対応ということでは、ガラケー（ガラパゴス携帯の略）ではなくスマホへの投資を集中している。Web 展開ということでも、PC とスマートフォンの二つのチャンネルを主軸として強化して行く。
具体例として、国内線向けのスマホアプリ「旅達空間」を展開しており、国際線向けにも世界時計やFacebook を搭載したアプリでPC サイトとの連携を図っている。また、iPad 用には、バーチャル空港のアプリを作り、空港内の施設を模したインターフェイスから様々なサービスにリンクすることが出来る。
新型機787 のプロモーション用には、787 専用サイトを構築し、Face BookやUstream、YouTube、TwitterといったSNSを積極的に取り込んでおり、SNSからANA Sky Webへの誘導を行っている。
スマホの強みとしては、表現力とPC サイトとの連携生の良さが上げられる。今後も、特性を活かした企画をいろいろと展開して行きたい。良い提案があれば、是非お知らせください。
※両講師がプレゼンされた資料をセミナー参加社限定でご提供いただきました。
大和ハウス工業株式会社 大島 茂氏の講演
全日本空輸株式会社 高柳 直明氏の講演
第1回 Webビズ研 アンケート集計
