THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告制作協会
NEWS! イベント&セミナー情報
■クリセン
「言葉のチカラを身につける3時間」
講師:山本宏雄氏 (株)ADKアーツ コピーライター
 

開催日 2014年2月8日(土)14時〜17時
会 場 東京デザイン専門学校
参加者数 学生3名、社会人2名 合計5名
なんと、大雪!
さて、13人の申込みのうち、何人来てくれるんだろう?
講師の山本さんは前回の参加者が多かったので、助っ人で2名のコピーライターの方にも声を掛け、手伝ってもらおうと3名体制で来ています。
そして大雪の中、来てくれたのは5人!
社会人2名、学生3名の構成となりました。
各自自己紹介が行われ、山本さんは「求められるコピーライター」について語ります。

『昔と違い、SNS等を含め様々な分野でコピーの力が求められている。何か一つのコピーだけで、全ての媒体に通用するかと言えばそうではなく、その媒体特性に合わせて様々な切り口で対応していかなければならいのが今のコピーライター・・・(等々)』

さて、早速ワークショップの始まりです。
課題:オリエンテーション
新しいモーニング・サービス(紅茶)」の広告
当社はコーヒーショップの競争が激化する中、なかなかコーヒーでの他社商品との差別化は難しいと思い、平日朝7時〜10時の時間帯にあたたかい紅茶を100円で提供することといたしました(それ以外の時間では300円)。
朝に紅茶という習慣を日本に根付かせたいと思っています。
  • 高級茶葉使用
  • 僅か10秒で抽出
  • 本場イギリスで指導を受けた店員を配置
  • カップは新進気鋭の作家が作成
  • 店舗はウッディなナチュラルスタイル
サンドウイッチ(300円)と一緒に頼んでもワンコイン以内。
◆ターゲット 会社員男女 20〜30代
大学生 10〜20代
主婦 30代
◆制作物 店頭ポスター
中吊りワイド(電車内)
*撮影は無し
(株)マウンテンブック
山本さんのオリエンが終了し、質問を受け付け。さすが大雪の中、熱心に集まった5人です。様々な質問が飛んでいました。
さて今度は5人で訴求ポイントを見つけるためにディスカッションです。
色んな考えを出しています。
『コーヒーじゃなくて紅茶。どうアピール?紅茶飲まないもんなぁ』
『1回でいいから飲ませるにはどうしたらいいかなぁ』
『私は、朝喫茶店に入るときは食事も兼ねてが多いかな』
コンセプトワード出し
等々、話し合ったうえで各自コンセプトになる言葉を出していきます。
  • 朝ごはんの一杯を紅茶でゆったり
  • 朝からの一回の冒険 〜いつものコーヒーではなく一度紅茶を飲んでみてほしい〜
  • 朝、紅茶という新習慣
  • あなたの朝を紅茶で彩る
山本さん、ここでコンセプトワードを
朝、紅茶という新習慣
を選択。今度はこれをもとにコピーを考えていきます。
さてその前に、アイデアの出し方をやって行きましょうと山本さん。
今度は「クリエイティブ・ツリー」で連想ゲーム。
まず真ん中に自分の名前を書きます。
  1. 名前を書いて、自分の良いところを1分で周りに書いていきます。
  2. 周りに書いた中から、隣の人に一つ選んでもらいます。
    (国浩さんは、積極的が選ばれました)
  3. 今度は積極的を真ん中に連想する言葉を周りに書いていきます。
  4. また周りに書いた言葉から隣の人に選んでもらいと繰り返していきます。
  5. 最後に残った言葉を入れて自分のキャッチコピーをつくる。
国浩さんの場合はこうなりました
  1. 国浩(名前)
  2. 積極的
  3. ひっぱってくれる
  4. 筋肉
  5. 筋肉まかせな男
    *彼は痩せてるんだけど・・・。
ゆうたろうさんの場合
  1. ゆうたろう(名前)
  2. 金遣い荒い
  3. 新橋
  4. 3,500円辺り
  5. 3,500円でわかる男
まさあきさんの場合
  1. まさあき(名前)
  2. 髪の毛サラサラ
  3. ハゲじゃない
  4. 男性ホルモン少ない
  5. 髪の毛サラサラフェミ男
こんな感じで自分の名前からこうなるか?と言うところがミソ。発想は意外な方向に転がっていきます。
さて本題に戻り、紅茶のモーニング・サービス100円を店頭ポスターと中吊りワイドのコピーを考えていきます。

100円で始め
新 習 慣
  • 『100円』を使って
  • 『新習慣』を使って
  • 『朝だけ』を使って
いろいろなコピーが出てきました。
みんなのコピーをみんなで見ています。
そして山本さんが選んだのは
記念に山本さんが自腹で購入した書籍をプレゼント。
皆さんおつかれさまでした。
終わって外に出るとこんな状態でした。
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