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■わざラボ!パワーアップグラフィック講座2014

わざラボ!2014 第5回の開催報告
わざラボ!【撮影】レポート
開催日 2015年3月20日(金)
場所 (株)エフエイトフォトスタジオ
参加者数 12名(定員15名)
今年度最後の開催になるわざラボ!は「撮影」です。
今回は会員社の(株)エフエイトフォトスタジオさんに協力いただき、「物撮り」・「ヘアメイクの実際」・「モデル撮影」・「レタッチの実際」を学びます。
はじめにエフエイトフォトスタジオさんの概要説明が行われ、引続き「物撮り」の見学です。
本日は、ゴールド色のゴルフクラブの撮影。ストロボ7灯を用いています(通常は12灯位のケースが多いようです)。エフエイトフォトの鏑木さんは言います、「物撮り、特に切抜き撮影はカメラマンにとっての光のデッサン。カメラマンの腕を見るには切抜き撮影を見ればわかる」と。
物撮りの担当カメラマンは窪川さん。25年の経歴を誇ります。
光の当て方で変化する印象を参加者の皆さんが食い入るように見つめています。
実は「物撮り」を面白がる人は少ないのではないかと危惧していたのですが、仕事柄、「物撮り」が多い人が多かったのでしょうか。どしどし質問が飛んでいました。
まだまだ見たい、聞きたいという顔の皆さんでしたが、時間の関係もあり「モデル撮影」に移ります。
今日はプロのモデルさんにもボランティアで参加していただきました。
長身でショーのモデルを中心に活動している方です(残念ながら全身像をお見せすることはできませんがご了承ください)。
まずヘアメイクでは、デザイナーがどんな内容の写真にしたいから、こんなヘアメイクをしてもらいたいという明確なディレクションが必要になるといいます。
そしてモデル撮影では、コミュニケーションが大事。カメラマンとモデルさんがコミュニケーションを取りながら、良い写真を目指す共同作業ですね。
さすがプロのモデルさんは違います。(その間に、今日の参加者もヘアメイク)
児島カメラマンの模範撮影に続き、参加者がプロのモデルさんを撮っていきます。
ウイッグを付けたり、すきにして!状態の参加者。
実際に撮影に入ると指示の出し方に皆さん苦労していたようで、コミュニケーションの取り方の重要性を肌で感じたようです。
続いては参加者モデルさんの撮影。媒体はファッションン誌にも関わらず、こんなポージングでいいの?そんなディレクションで良いの?なんて指示に対しモデル役の参加者の子がそこをついてくるなど、これもまたコミュニケーションですね。
さてプロのモデルさんを撮影した写真がレタッチ作業に回りました。
モデルさんの肌がきれいなので、さほど修正作業を行う必要がありませんでしたが、タレント事務所など、ここのシミを取ってとか、首筋の皺や影を取ってなど様々な要求がある場合も。
皆さん熱心に見学していました。
最後に皆さんが撮影し、セレクトした写真をダミーのファッション誌の表紙に当てはめて講評です。
最後にエフエイトフォトスタジオさんからの撮影についてのアドバイスです。

○ デジタルだからと言って「なんでもできる」わけではない
○ 「なんとなく」は危険
○ 「さくっといい感じに」はありえない
○ コミュニケーション、Face to Faceが大切

参加した皆さん、いかがでしたでしょうか。
初めての体験の方もいらっしゃったようですし、今後の仕事に活かせるといいですね。
エフエイトフォトスタジオ鏑木さん、皆さんありがとうございました。

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