【OAC 会員社が取り組んでいる新たな営業手法とその実践】 第 3 回:強みを活かして!

  • 開催日11 月 16 日(火)11 時~12 時 00 分(ZOOM)
  • 登壇者■株式会社アズワン/代表取締役社⾧ 中田 朋樹 氏
    ■株式会社 2055/代表取締役 村田 成仁 氏
  • 参加者数20 名
  • 近藤委員⾧ 本日は、新たな営業手法に関しての第 3 弾。自社の強みを活かした取り組みを伺ってまいります。 OAC の仲間である会員社の皆さんにお話を聞くのは刺激になっています。ぜひ本日も質問などあればどん どん投げかけていただいて、今後に活かしていただければと思います。

  • 株式会社アズワン/代表取締役社⾧ 中田 朋樹 氏

    動組版普及委員会(ACDC)

    https://acdc-jp.com/index.html

    設立は 2020 年。

  • コロナ禍の状況です。現在は自動組版を専門とする以下の5社で活動中です。

    株式会社 N.ジェン 差分チェックやデータエクスポートが売りの自動組版プラグイン『組技』を提供

    アンテナハウス株式会社様々なデータの作成・再利用を目的としたツールをご提供

    株式会社サイバーテック多言語マニュアルの自動組版をWebブラウザのみで実現!

    株式会社ニューキャスト自動組版しながら蓄積されたデータをフル活用

    株式会社アズワン自動組版に取り組み約25年。貴社に合った自動組版を提案

  • コロナ禍でも受注に結び付ける取り組みを行いたく、自動組版のことを知らない方にも理解していただき、 その効率性を知っていただく機会をつくりたいと考え、オンラインセミナーを 2020 年 5 月に初開催。 第 1 回目は 86 人が視聴。以降、6 月(56 人)、7 月(21 人)、8 月(13 人)、10 月(19 人)、11 月(13 人)、そして 2021 年 1 月(14 人)、3 月(6 人)と視聴する方が減少傾向。 これはやはり告知不足としか言えない状況。本年8月のオンラインセミナーでは53名が参加と少し持ち直したものの、ここは見直しを行っていく必要がありそうです。 なお、セミナーに参加してくれる方のほとんどが現場のオペレーターの方で、発注側の方の参加は少ないのが実情です。この辺りも、どう届けていくかがカギになりそうです。また、本セミナーを通して受注に結び付いた案件はまだありません。先ずは多くの方に「自動組版」のことを知ってもらい、使ってもらえる環境を整備したいと思っています。

  • 現状は自分一人が、普及委員会活動を推進

    社内の従業員を巻き込んでという形態は今後の課題です。先ずは自ら行っているのが実情です。 自動組版は、例えば手動で1時間27分掛かるところを、5分5秒で出来るなど、業務の効率化に直結します。皆さんにも、ぜひこの実態を知っておいてもらいたく、2022 年2月2日~4日にはPage2022を池袋のサンシャインで行いますので、お越しいただければと思います。

  • 自動組版普及委員会5社の協業関係

    ライバル同士ではありますが、お互いの強みを理解したうえで、ソフトの開発やシステム系ならここに話を聞 いてみたらと、紹介するケースもあります。そういった意味では協業関係も成り立っていると言えます。 もちろん、この5社以外にも自動組版に取組んでいる会社は多数あるわけですが、出来れば 5社に仕事が集中してもらいたいというのが本音。 お互いの強みを活かし、補完し合いながら今後の需要拡大に努めていきたい。

  • 株式会社 2055/代表取締役 村田 成仁 氏

    会社紹介

    撮影スタジオとして、大阪に本社を置き、東京日本橋にもスタジを構える 2055。撮影・映像・デジタル・ 3DCG制作などを行っています

  • CREATIVE REALITY

    http://2055.cr/

    体験を演出する「クリエイティブ・リアリティ」。

  • VR Showroom(バーチャルショールーム)

    これまでの CG 制作で培われたノウハウを駆使し、VRショールームとVRアリーナを作成します。目的に沿 った構造とイメージのCG空間を演出します。

    https://www.2055.info/

  • http://2055.tv/cg_vr/CRsample/output04/

    上記サイトにはバーチャルショールーム以外の事例も紹介しています。

  • PANORAMA Showroom(パノラマショールーム)

    http://www.360.do/tokyo_sta/sample.html

    高精細な360°パノラマ写真の撮影を行います。クリエイティブ・リアリティでは、撮影された画像をそのまま 配信するのではなく、3DCGと組み合わせ、より分かりやすく、より楽しいパノラマ空間を創造します。

  • VR Object

    https://sketchfab.com/3d-models/sample-scene-camera-cc4334d2e7a34543a2a1d8f1ef1c00f5

    Web上で360°好きな角度に回して製品を見られる 3DCG オブジェクトとパンフレットやカタログ(PDF) も制作いたします。3DCG、PDF共にクリエイティブ・リアリティ空間に配置し、ツアー中の閲覧者の方々に ご覧いただけます。

  • PHOTO Object

    http://www.360.do/dryer/dryer_png.html

    Web上で360°好きな角度に回して製品を見られる PHOTOオブジェクトを制作いたします。

  • 需要について

    オンライン上の展示会に関しては、プラットフォームもこのところ沢山出て来ている。しかし、全ての業種がそ れに参加しているというわけではなく、参加数も限られている印象がある。展示会自体は興味のある会社 が何社も参加しているので観にいくというのがほとんどだと思うが、このコロナ禍でのオンライン展示会はそこ まで発展しているとは思えない。 しかし、展示会に限らずこの分野のニーズは高いと思える。例えば学校の美術の時間で、他の生徒の作 品を360度観られるようにしたいとか、様々な活用法がある。

  • バーチャルにする目的を確認する

    なお、発注者がバーチャルにしたいと思っても、その必要性があるのかどうかは再確認することにしている。 バーチャル(CG 空間制作)がビジネス上向いているかどうかは、その業種にもよると思う。エンターテイメ ント的にはあると思うが、360度撮影したものを動画にし、WEB上で見せる方がお客様に届きやすいと 思える場合は多々ある。価格面でも、バーチャル(CG空間制作)は360度撮影し見せる手法よりも格段に高くなる。本当に望んでいることは何か、そこは充分話してから進行していくことにしている。

  • 営業方法について

    基本的には既存顧客やリアルな展示会時に名刺交換した方々に最近の事例紹介としてメール配信。 更に営業努力をすれば良いのかもしれない。なお、実際に今まで紹介した新たな取組みでは、例えばバ ーチャル空間を制作したら、それ以外のコンテンツ制作の依頼にも結び付くケースがあり、それが今後の付き合いにも活かせる可能性がある。

  • 近藤委員⾧

    お二方ありがとうございました。今回も有意義なお話を聞くことができました。 さて、12月ですが経済産業省・特許庁が旗振り役で推進している「デザイン経営」について、特許庁の方にお越しいただき開催いたします。デザインを標榜している我々広告制作会社やデザイン会社が、「デザイン経営」とは何かを正しく理解しているのかどうか、そのあたりの疑問から実現した企画です。ぜひご参加ください。