THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■OAC話し場 2013の報告

▼第2弾〜あなたのこれからを応援する1日〜の報告
▼第1弾〜就活始めはココから「OAC話し場」〜の報告
■OAC話し場 2013
第2弾〜あなたのこれからを応援する1日〜の報告
期 間 11月16日(土) 13時30分〜17:00
会 場 東京デザイン専門学校 1号館4F
主 催 東京学生広告研究団体連盟
協 力 公益社団法人 日本広告制作協会 (OAC)
講 師 (株)ギャプライズ 取締役
鈴木 隆司氏
元 面白法人カヤック
林 真由美氏(現在フリーランス)
東洋インキ梶@プリンティング事業戦略部 プロモーショングループ
松島 顕能氏
(株)博報堂プロダクツ 人事室
長谷川 究氏
潟gヨタマーケティングジャパン プロデュース局クリエイティブ室
小畠 貴世氏
(株)電通テック コピーライター
井上 峰成氏
本日は東京学生広告研究団体連盟(東広連)所属学生に向けての話し場です。
彼らからの要望は、一般企業の宣伝部や人事の方など一般大学生向けの内容にしてもらいたいとのこと。

今回は幅広く人選して開催しました。


(株)ギャプライズ 鈴木 隆司氏

東洋インキ梶@松島 顕能氏

(株)博報堂プロダクツ 長谷川 究氏

(株)電通テック 井上 峰成氏

潟gヨタマーケティングジャパン
小畠 貴世氏

林 真由美氏

まずは、講師の皆さん各々学生時代のこと、就職活動時代のこと、実際に就職してからのこと、仕事の面白さ大変さなどを語っていただきました。学生のみんなもメモを取りながら真剣に耳を傾けています。

そして『話し場』開始です。

最初はもじもじしていた学生さんも、一人が質問するとようやく手があがりはじめて講師が応えていきます。みんなこれからの就職活動を控え、それにまつわる質問が飛び交いました。

講師の皆さん、ありがとうございました。

今回の話し場では、広告業界のあらゆる立場の方々にお越しいただき、仕事のやりがい、苦労などの業界のホントのところ、就職活動に向けての具体的な対策など幅広くお話いただきました。参加者は23名。翌月から就職活動を控えた3年生をはじめ、1・2年生も多く参加してくださいました。少人数だからこそ深いお話も聞けたのではないでしょうか。

1部では講師の方々それぞれにこの仕事に就くまでのプロセスなど過去から現在、そして未来のビジョンのお話をいただきました。自分が何を大切に考え仕事に取り組むのか、なぜこの会社を選んだのか、会社内での自分の役割とは何なのか、そのモチベーションなど説得力のあるお話でした。長谷川さんが人事室に異動になった際、人事室の存在を「自社の広告をする場所」と捉えていること、小畠さんが自分の強みを「人よりも一歩踏み出すスピードが速い」こと、と自信を持ってお話する姿はとても印象的でした。
2部の「話し場」では、就職活動に関する質問が多く挙がりました。「自分の武器は持つ必要があるか」、という質問に対して「今は持ってなくても良い。自分が何のためになら頑張れるのかを考えるように」というお答えがとても印象に残っています。その他にも「リーダーシップとは何か」、「コミュニケーション能力を育てるコツ」などの質問が挙がりました。「仕事で死にそうになった経験は?」という質問に対して「家族で出かけている時でも、常に電話に追われる」という本音の回答もいただきました。
今回は通例と違い、東広連(一般大学の学生)を対象に行われました。そのためクリエイター以外の方にも多くご参加いただき、就職活動を控えた参加者にとってはより直接的で具体的なお話が聞けたと思います。広告業界は代理店や制作会社だけではなく、各企業の広報部も密接に関係していることが実感でき、参加者の就職活動に対する視野も広げられたと思います。今後の将来を考える上での足がかりになる話し場となりました。

■OAC話し場 2013
就活始めはココから「OAC話し場」2013開催報告
開催日 2013年6月29日(土)13:30〜17:30
会 場 日本電子専門学校7号館
出席者数 33名
デジタルハリウッド大学 1名
日本デザイナー学院 8名
東京デザイナー学院 1名
東京デザイン専門学校 1名
日本工学院八王子専門学校 1名
日本電子専門学校 6名
横浜美術大学 6名
玉川大学 1名
女子美術大学 1名
武蔵野美術大学(OB) 1名
東京経済大学 1名
日本大学 3名
東洋大学 2名


■講師
メディアフォーユー 里田 剛 (映像)
株歯堂プロダクツ 中嶋 裕治 (デザイン)
鞄d通テック 松浦 恵 (デザイン)
鞄d通テック 井上 峰成 (コピー)
潟Gー・ティ・エー 丸山 蘭子 (コピー)
面白法人カヤック 林 真由美 (Web)
潟Mャプライズ 鈴木 隆司 (Webマーケティング)
日本広告制作協会 佐藤良仁
同上 黒須 治





「私に出来るかしら?」からスタートしましたが、これが明るくて軽妙洒脱。
気軽な感じで学生の皆さんも溶け込みやすい雰囲気を創ってくれました。

佐藤良仁さんの効果的なポートフォリオ講座、黒須治さんの就職にまつわる話し「とにかく食っていく」ことからスタート。この段階ですでに予定時間をオーバーする熱弁となりました。



各講師のみなさんのお話は各5分程度を予定していましたが、これも皆さん熱弁で各々の特徴をよく出した面白いお話が聞けました。



さて、いよいよメインの「話し場」です。講師の方々を取り囲んで質問攻めにあわせるコーナー。こんな質問が出ていました。



■アイデアってどこで考えるんですか。私はちなみにスタバですけど。

A.場所はどこでもよくて、頭の片隅にその課題を入れておくといつか出てくる。

A.考えて、考え抜いて煮詰まると人に話してみる。

A.場所ならサウナ!暑くて死にそうだけど死なないし、ポジティブになれる。

A.場所にこだわらず、どこでも出すようにする。その場で出す決意が大事。

A.アイデアって記憶だとか、何かを知っているから出せる。
知る努力は普段からしておくべき。

A.あがくこと。必死さが大事。

A.場所を限定するのはもったいない。スタバじゃないから出ない!では困る。自分の考えたアイデアで相手が笑ってくれる、受け入れてくるかも一つの基準。



■アイデアの絞り込み方法は?

A.他の人に見てもらい、客観的な意見も聞いてみる。

A.人と話して反応を見ることも大事。但し、多数決で決めるのは駄目だと思う。

A.何で絞れないの?アイデアを選ぶのも、食べ物を選ぶのも同じ。自分で決めるものなのでは。

A.あえて絞らないってこともあるのでは。アイデアが浮かんだら創ってみて、そこから見ていく方法もあると思う。

A.絞れないのは良いアイデアではないのかもしれない。何でこれが良いのか、何でこれが悪いのかを考える視点が必要。

A.客観的、合理的に考えて、それでもそれを理性で考えて生理的に受け入れられるかどうか。



■大須さんに質問。プレゼン時、他人と違う視点で考えていることはなんですか?

A.自分が笑えない話は、相手もつまらないはず。面白がってほしいという気持ちはあります。それで話を聞いてもらってありがとうと言う感覚は持っています。



■何でも興味を持ってしまう体質。就職するとき、その職種を選んだ(絞った)理由って何ですか?

A.文書でメシを食っていきたいと思った。けれど小説家ではない。そこでコピーライターになったわけだけど、先ほども言った通りまずは営業からスタート。やるべきことにとにかく集中していけば、スタートは違っても開けてくる。

A.私のスタートは保育士。でも、今はアートディレクター。保育士時代に男なのに何しているのって先輩保育士に言われ、そこからデザインの世界に。決めた以上後戻りが出来ない。

A.興味があればまずはやってみること。可能性を広げていけばいい。

A.目の前のことに熱中してみる。私も転職したのは、閑になっていろいろと考えてしまう時間があった時期。熱中しよう!

A.絞らなくてもいいのでは?そのうちに絞れてくるから。

A.好きな人がいたら3人と付き合ってもいいのでは。私が美大に入ったのは友人に誘われて、って感じで何にも考えてなかった。あまり考えずに広い選択肢をもっていけばいいと思う。

A.じたばたしてたら絞れてくる。世の中の99.9%はこの職業に就きたいと思って就いているわけではない。その仕事をやっているうちに周りから評価されてきて向き不向きも出てくる。

A.とりあえず仕事で幸せになれること。それには、
・興味あること
・得意であること
・期待されていること
自分はどうかと考えて、一杯あったら今は選ばなくていいのでは。悩んでいる時間より、創ったりした時間にあてて集中したほうがいい。

■直属の部下を一人持つとしたらどんな部下?



A.素直な人

A.自分が気持ちよくなれる、元気な人。応援したくなる人。

A.ビジネスとして考えるなら才能のある人。一緒に仕事をしていくなら向上心 のある人。

A.逆にこういうのはイヤ ⇒ ひとりよがりな人。

A.明るく朝早く起きられて、ストレス耐性の高い人。

A.話せる奴。

A.文句を言わない人。

A.逆に質問ですが、あなたが今までで一番面倒を見た人はどんな人ですか?
(学生:素朴な人)
そうですか、私の場合はそれはいろんな人物が関わっていますが、最終的には「許せる人」が基準かもしれません。

■私は環境を変えられないタイプ。転職するきっかけや後押しするものって何ですか?



A.私は大学の時始めたバイトが楽しくて中退。親にも楽しくやっている姿をみせたほうがいいだろうって考えた。現在の会社は3社目。やりたいことがあって転職しました。でも、一つの会社で楽しければそれでよくて、転職する必要はない。

A.コピーライターの前は営業だったけど、きつかった。病気にもなって入院。それからコピーライター。

A.私の場合は、やりたいことが出来るから今の1社目です。

A.ネガティブ要素で考えるのは駄目!自分のポジティブなことを探していくこと。

A.大学のころはバイト10社。就職は今の会社が1社目。本当に辞めたくなったらその時考えればといいのでは。

A.私の場合は、転職じゃなくて独立・起業。スティーブ・ジョブズが 「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」と言っています。そんな視点も大切かも。



まだまだ「話し場」もやりたかったのですが、今日はもう一つポートフォリオ講評が残っています。なんとここまでで1時間押し!皆さん熱心で会話も弾んでいます。

ポートフォリオ講評は、作品を持ってきた皆さんに本日の講師が一人一人に懇切丁寧に指導しています。色んな意見が聞きたいので、全員回る学生さんも多数。時間ギリギリまで粘っていました。



今回も熱気あふれる会になりました。次回また多くの方のご参加お待ちしています。

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