9th OAC学生広告クリエイティブアワード2020

応募総数832作品、たくさんのご応募ありがとうございました。
厳選なる審査の結果、以下の作品が見事受賞いたしました。

賞

パイロットアワード グラフィック部門

グランプリ

一二三 菜月  京都芸術大学

企業コメント

ただでさえ複雑な世の中。
このような迷路にはまってしまうこともありますよね…
時には回り道も大切ですが、この広告のように、シンプルにスパッと行けたら素敵ですね。
ビジュアルも、フリクションの特長の「きれいに消せること」が良く表現されていますので、
この作品を選出いたしました。

賞

パイロットアワード 映像部門

グランプリ

平野 和希  城西国際大学

企業コメント

消せないものを必死に消している姿が、
次々とテンポよくコミカルに描かれ、終始笑わずにはいられません。
「消せるのは文字だけです」というコピーも、繰り返し使われることで、
フリクションの特長を強く印象付けていますので、この作品を選出いたしました。

パイロットアワード

佳作

※グラフィック部門該当者無し

  1. 映像部門

    阿部 瑞樹
    北星学園女子高等学校

    企業コメント

    映像がきれいでした。最後のディスプレイカットもとても美しいです。
    消せるペンで多くの学生さんの勉強の役に立ちたい、と思う動画でした。

  2. 映像部門

    菅 花音
    香川県立善通寺第一高等学校

    企業コメント

    新体操のなめらかで軽やかな動きと、書いた線を自在にコントロールしているような描写が、優れた筆記具のイメージにぴったりでした。
    また、はみ出した線を、一瞬の間があって軽やかに消去する様子が、フリクションの消しやすさをよく表していたため、選出いたしました。

パイロットアワード グランプリ

一二三 菜月
京都芸術大学

賞

DHCアワード グラフィック部門

グランプリ

志丸 聖奈  嵯峨美術大学

企業コメント

本商品の良さ、魅力を的確に表現し、広告を通じて商品の価値を高めることができている点が
選出の決め手となりました。天然100%の美容オイルであることを表現したオリーブの木の
ビジュアルからは【DHCならでは】の真似できないオリジナリティが伝わってきます。
また、写真加工が当たり前の時代に、あえてイラストで表現した点なども面白く、
目に留まる作品であると思いました。

賞

DHCアワード 映像部門

グランプリ

村上 恵海  城西国際大学

企業コメント

課題の意図をしっかりと汲み取り、
商品の魅力や効果をわかりやすく表現した広告になっていると思います。
現代の世相を反映し、映像のリアリティーが高いので、同様の悩みを抱える若年層の心に
ストレートに響きそうな作品であると感じました。

DHCアワード

佳作

  1. グラフィック部門

    今井 幸恵
    創造社デザイン専門学校 1年

    企業コメント

    魅力的なビジュアルと「あざとかわいい」という話題性が高くキャッチーなフレーズで、若年層に本商品の魅力を伝えることのできる作品であると思い選出しました。細部まで丁寧に作り込まれているので、ビジュアルからも「ヘルシービューティ」というテーマが自然と伝わってきます。

  2. 映像部門

    藤野 恵衣
    日本工学院八王子専門学校

    企業コメント

    ストーリーの構成がしっかりしている為、商品特徴がわかりやすく魅力的に伝わる動画だと感じました。
    デザイン・配色・キャラクターともにかわいらしく見ている人の印象に残る作品です。 細部まで凝って作り込まれており、作者の技術の高さを感じました。

賞

ニューバランスアワード グラフィック部門

グランプリ

陳貞豪  HAL名古屋 2年

企業コメント

足とシューズが一体化し色づく視覚的ユニークさ、
目を引く大胆なアートワーク等、斬新なアプローチを評価いたしました。
下アングルから描かれた力強い一歩は「世界を彩=世界を変える」というメッセージ性を
包含し、ニューバランスを履くことで新しい世界・未知なる世界へ繋がるような
エネルギーを感じる作品に心打たれました。

賞

ニューバランスアワード 映像部門

グランプリ

多田伊吹・伊藤道人  名古屋商科大学 3年

企業コメント

新型コロナウイルスの影響で、社会的距離を意識せざるを得なくなり、生活様式に変化が
齎されました。それはランニングでも同様です。このような状況下でも、デジタルを通じて仲間と
共に走り、共に汗を流す描写が魅力的に映りました。ひとりだけれどひとりじゃない、
新しいランニングの取り組みを提唱するストーリーテリングを評価いたしました。

ニューバランスアワード

佳作

  1. グラフィック部門

    瀬川 晶葉
    日本工学院八王子専門学校 2年

    企業コメント

    “自信を持ちたい”“自己を認めてもらいたい”といういわゆる承認欲求は、現代においてさらに高まっていると感じます。
    足元を変えたら何かが変わるかもしれない、と思わせてくれるようなメッセージ性を含むビジュアルに惹かれました。

  2. 映像部門

    青木春香・伊藤彩夏・佐々千尋
    月館理々子・南雲美爽
    東洋英和女学院大学 3年

    企業コメント

    ターゲット層にとって身近な動画型SNSを通じて走る姿を発信している点が、実際の彼女たちのリアルなLIFESTYLEを想起できる動画である点を評価いたしました。

※OACアワード 該当者なし

OAC賞

佳作

  1. グラフィック部門

    阿部日那子
    阿佐ヶ谷美術専門学校 3年

    企業コメント

    パイロット ドリーム
    夢を追いかける情熱とフリクションの摩擦熱がうまく繋がって商品の特徴を表現しているわかりやすい広告です。シンプルなデザインで好感が持てます。文字の書き方やmの縦棒の長さ、消し方に苦労の跡が見えました。もう少しインパクトが感じられればより良い作品になると思います。今後の作品に期待します。

  2. グラフィック部門

    遠藤 茜
    東京コミュニケーションアート専門学校 1年

    企業コメント

    DHC マスク
    コロナとマスクを題材にした多数の応募作の中から選ばれました。「会えないあいだにキレイになろう」というキャッチコピー通り、コロナのマイナスを商品に結びつけてプラスに変えた視点を評価しました。レイアウト、写真の処理などクリエイティブを楽しんで次のステップに挑戦してください。今後の作品に期待します。

DHCアワード グランプリ

志丸 聖奈
嵯峨美術大学

DHCアワード 佳作

今井 幸恵
創造社デザイン専門学校 1年

ニューバランスアワード グランプリ

陳貞豪
HAL名古屋 2年

ニューバランスアワード 佳作

瀬川 晶葉
日本工学院八王子専門学校 2年

OAC賞 佳作

阿部日那子
阿佐ヶ谷美術専門学校 3年

OAC賞 佳作

遠藤 茜
東京コミュニケーションアート専門学校 1年

応募総数の内訳はこちら >

課題

  1. 株式会社パイロットコーポレーション

    【課題】
    消せるペン「フリクション」を、若者に向けて自由に表現してください。

    (参考URL)

    • グラフィック部門
    • 映像部門

  2. 株式会社ニューバランスジャパン

    若い世代の女性たちがニューバランスのアパレル/シューズを購入しランニングをしたくなるような広告

    (参考URL)

    • グラフィック部門
    • 映像部門
    1. ※撮影の際等、ニューバランス製品を着用いただければ望ましいですが 特にそれにはこだわりません。ランニングをしたくなる表現になっているかが判断基準となります。
  3. 株式会社DHC

    【課題】
    DHCプロティンダイエット・オリーブバージンオイル・ビタミンCサプリメント から1点選び『ヘルシービューティ』をテーマに若年層に向けた広告を提案してください

    (参考URL)

    • グラフィック部門
    • 映像部門
    1. ※課題商品のうちいずれか1つ選んでいただき、『ヘルシー(健康)』と『ビューティー(美)』のどちらも同時に訴求する広告を提案していただきたいと考えております。

総評

今回はコロナ禍の中、学校の生活も変化しどのくらいの作品が集まるかわからない状況で、このコンテストを行うか正直悩みました。が、こういった状況でも学生の皆さんはクリエイティブであってほしいと思い実施に踏み切りました。
その結果、応募総数832点(グラフィック743点・映像89点)と過去最高数を記録しました。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございました。

応募数が過去最高を記録したものの、今回は「これは!」という作品が少なかった印象です。
学校の課題だったので応募されたという方も多いかもしれませんが、ともすれば最初に浮かんだもの、 それだけに固執しがちじゃなかったでしょうか?
企業のこと、商品のことを深く知り、誰にどんなふうに伝えたら効果的かをまずは考えてみましょう。
その上で、様々な方向性からアイデアを出してみましょう。まずはそこからスタートです。
自分がつくりたいものをつくる、その心意気は良いのですが、広告はコミュニケーションをするもの。
その企業=人と考えると、その人はどう他の人たちに見られたいのか、面白い人?優しい人?真面目な人?先進的な人?・・・。だったらどんな伝え方をしたらその人のことが伝わるの?そんなことも考えてみましょう。

さて、OAC賞は今回該当者無しとなりましたが、担当の委員会20数名に候補作を選んでもらいましたが、票がかなり割れてしまい各人各様でした。ということで先ほども触れた「これは!」は無かったわけです。
でも賞には漏れましたが、誰かしらから支持を受けた作品は多かったとも言えます。

皆さんまだまだコロナで大変ではありますが、この大変な時期こそ広告という手段を通じてコミュニケーションのあり方を学んでみてください。そしてデザインだけではなく、幅広く世の中を見つつ、好きなものを見つけクリエイティブ思考を持ち続けていてください。
これから先は、体験・感動・共感などがより大切になってくると思われます。
コロナ禍ではありますが、様々なことを体験し、心の栄養をとって次のステップに繋げてほしいと思います。

お問い合わせ先

公益社団法人 日本広告制作協会
TEL / 03-3561-1220 FAX / 03-3561-1221
MAIL / mikami@oac.or.jp 担当 三上まで

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