第2回OAC学生アイデアで社会をよりよくするコンテスト

「今後はもっと独自性にも目を向けましょう」

皆さんからいただいたアイデアを選考してみて、いいなと思うものはたくさんありました。ああ、こんな考え方はいいな、広まればいいなと選考していました。選考し終り、実際にあるかどうかを調べてみると既に行っているものが多いことに気付きました。
もちろん、みなさんは真似をしようという思いはまるでなく真剣に考えて出てきたアイデアだったはずです。

もちろんアイデアは色んな記憶や経験から生み出されるものですから、今後は良いと思ったアイデアでも実際に世の中にあるのかどうかも調べてみてください。そこに新しい視点を入れるだけでも、もっと改善されたアイデアになるかもしれません。

また今回の特徴として、スマートフォンアプリでの展開アイデア、何かをすると何かがもらえるアイデア、電車にまつわるアイデアなどが多かったようです。身近なものを取り上げるのは大切で、不便さなどの課題が見つけやすいことは確かです。今後はそこをさらに深く追求したり、逆にもっといろんなことに目を向けて問題意識を高めていってもらいたいとも思います。

とは言え、この「アイデアで社会をよりよくするコンテスト」を通して、様々なことを考えるきっかけになったとしたら嬉しい限りです。

今後も皆さんが世の中に目を向け、問題意識をもって様々なことに取り組んでいってもらえたら、きっと今より良い社会になっていくはずです。

多くのアイデアをありがとうございました。

公益社団法人日本広告制作協会
理事長　鈴木清文