TOP NEWS 出前授業実施レポート:その5 輪島の中学生とカレンダーのキャッチコピーづくりを行いました。

出前授業実施レポート:その5 輪島の中学生とカレンダーのキャッチコピーづくりを行いました。

9月「出張輪島朝市」

町はこわれても 伝統はこわれない

1200年続く オレンジ色の灯り

●キャッチコピー制作:輪島中学校1年「出張輪島朝市」担当チーム

輪島朝市の起源は平安時代にさかのぼり千年以上続いているといわれており、岐阜県の高山朝市、千葉県の勝浦朝市とともに、日本三大朝市の一つに数えられています。しかし、あの震災。朝市通りも火災に見舞われてしまいました。震災前は朝8時から朝市通りには、新鮮な海産物をはじめ干物や野菜、民芸品などを扱う露店が、道の両側に並んでいました。売り手のほとんどが女性。元気な女性たちの「買うてくだぁー」の呼び声で活気にあふれていました。

これを書いた中学1年生は、「たくさんのおばさんたちが元気」、「人があたたかい、やさしい」、「明るい」、「にぎやか」、そして「オレンジ色」の旗やテントが印象的と語ってくれました。今は輪島市内のスーパー内に、出張朝市としてお店を出しているほか、全国各地にも出向いています。

もちろん元気だけど、いつかまた更に活気にあふれた輪島朝市が戻ってくることでしょう。


10月 白米千枚田「あぜのきらめき」

昼はみどり 夜は虹

輝く道に また来たい

●キャッチコピー制作:輪島中学校1年 白米千枚田「あぜのきらめき」担当チーム

毎年10月中旬から翌年3月中旬まで白米千枚田で開かれるイルミネーションイベント「あぜのきらめき」。この「あぜのきらめき」は、2011年にスタートし能登の秋冬に欠かせない人気のイベントでした。棚田のあぜ道に設置された2万個以上のソーラーLEDが日没から約4時間点灯し、時間の経過とともにピンク、グリーン、ゴールド、ブルーへと色が変化します。

しかし、震災の影響で未だ再開できていません。2026年も復活の話は出ていないようです。でも中学生のみんなの記憶には、しっかりその光景が残っているようでした。


11月「香箱ガニ」

ジャンケンは弱いけど

とってもおいしい 今だけの贈り物

●キャッチコピー制作:輪島中学校1年「香箱ガニ」担当チーム

香箱ガニは、ズワイガニのメスを指し、石川県能登地方で特に有名す。雌の香箱ガニは、7~8cm程の大きさで産卵し、それ以上は脱皮しないため大きくはなりません。甲羅の中にあるオレンジ色の(うちこ)」やカニミソ、お腹には茶色の粒状の卵「外子(そとこ)」をたっぷり抱え、小さいながらもその味わいは天下一品、地元ならではの味です。漁期は11月6日から12月29日までと短く、資源保護のため解禁日が設定されています。なお、雄は「加能ガニ」と呼ばれています。

さて中学生のみんなからは、「みんなで食べたら笑顔になれる」、「足がおいしい、カニみそがおいしい」、「期間限定」、「高級」などの意見。給食でも食べた経験がある様子。聞いたこちらも「食べたーい!」。


12月「大本山總持寺祖院」

門前の大本山に鳴り響く

鈴の音には福来たる

●キャッチコピー制作:門前学園(後期)1年「總持寺」担当チーム

石川県輪島市門前町門前にある曹洞宗の寺院、大本山總持寺祖院(だいほんざんそうじじそいん)。

今から約7百年前元亨元年(1321年) 瑩山紹瑾禅師によって開創されました。本山の機能が神奈川県横浜市へ移転する際に、移転先が「大本山總持寺」となり、能登の「總持寺」は「總持寺祖院」と改称され別院扱いとなっています。
2024年(令和6年)1月1日能登半島地震の発生で、国の登録有形文化財17棟を含む七堂伽藍や回廊などが倒壊。2007年の地震による被害箇所が修復され、總持寺開祖・瑩山の700回忌法要に向けた記念行事などを控える矢先での被災でした。国重要文化財などの建物の復旧に約38億円の事業費、工事に約9年2カ月を要し、完了は2034年春の見込みだそうです。

中学生のみんなに、除夜の鐘は?と聞くと、聞いてないといいます。

調べると、震災後は除夜の鐘も鳴らせないようです。

キャッチコピーの「鈴の音」は、總持寺の雲水がお寺を出て門前町を托鉢で回る際の、鐘の音が印象的なようです。

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